壷の口はわずかに外に巻き、なで肩。腹部から下が次第にすぼまり、すそ部は低い圏足。
蓋の上に、首をもたげ尾を立てた蹲踞の姿の獅子が乗る。蓋の胴部には四方に窓(枠)。窓の縁どりは微細に埋めこまれたビーズ紐で光沢ある磁肌に美しく光る、丸い菱形の大きな窓の中には四季の花葉を浮き貼りして透かし彫りの風。
淡い朱茶色の花には胴紅釉、藍色の青花文の葉には瑠璃釉が塗りほどこされ、独特の枯淡で渋い色彩が誠に見事。
壷の肩には「海水浮蓮」、つまり青海波の地に花を白抜きにした如意頭紋を四方に配し、その間に折枝牡丹。蓋と壷の圏足は、濃い藍の青花文でラマ式蓮弁紋。
青花紋染付の典雅な趣きと銅紅釉・瑠璃釉の雄大な味わいが気高い、まさに元朝陶磁器の最高傑作。
商品画像① | 商品画像② |
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商品コード | ch1004 |
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概寸 | 高約43cm x 最大幅約30cm |
備考 | 景徳鎮 工芸美術師 製作 |
標準価格 | ¥ |
ご提供価格 | 374,000円(税別) |